とうきょう年子日記

東京で年子を育てています

2021年4月入園、保活の話~年子出産連続育休予定の私の場合~

保活を乗り越え、2021年4月から娘(1歳)は認証保育園でお世話になることになりました。

今日は私と娘の初めての保活について書きたいと思います。

 

 

妊娠中

私は学生時代の友人とは疎遠、社会人になってからの友人は今も独身ばかりで、子育てについて何の情報もなく妊娠中を過ごしてきました。

正直、第一子妊娠中は妊婦でありながら働くという生活が大変で、子どものことは何も考えられませんでした。

産休に入る前に、よく「いつくらい復帰予定?」とか聞かれましたが、職場復帰の具体的プランなど何もなく、曖昧に笑って過ごし、産休育休に突入しました。

 

それでも、やはり保育園落ちた日本死ね等、社会問題として(どうやら保活は大変らしい)という認識だけはありました。なので、職場のママさんに「保活って大変でしたか?」というふんわりした質問をトイレでしたり、ランチ中にしたりはしてました。

 

「そうですね…暑い中保育園見学に行くのは大変でしたね」

「3月末にギリギリ決まりました」

「新設園を狙って入ったよ」

「1歳児は激戦だから復帰早める人もいるよね」等

 

その時の自分はふーんくらいに思っていましたが、実際自分が保活してみると、どれも気持ちがよくわかりました!!!!!

 

産後、保活スタート

6月、まずは役所に行く

私が実際保活を始めたのは、6月くらい。「暑い中保育園に行くのは大変」と聞いていたので、夏前に行動を起こすことにしました。

 

ちょうどひよこクラブに保活特集が組まれていたのですが、それはなかなか参考になりました。知識がない場合は、体系的に情報がまとまってるとやはり参考になります。

 

とりあえずまずは役所へ行き、保育園の申し込みの仕方や申し込み状況などをリサーチ。

私の住んでいる自治体は、町ごとに担当者が決まっていました。

で、私の町の担当者は「僕4月に異動してきたばかりで何も分からないんですよね~」とのこと…。

何も分からないのかいッ!と心の中でツッコミながら、隣で私と同じように相談を受けているご夫婦が羨ましく感じました。

ベテランそうな担当者が「幼稚園は~~で、保育園は~~っていう違いがありますねー」みたいなことを言ってて、ああ私もその話聞きたい…と心の中で呟いてしまいました。

ただ、「何も分からない」と言いつつも、わが町の担当者は「自治体の中でも私の住んでいるエリアが比較的激戦であること」「年度の中途入園はほぼ難しいこと」を教えてくれました。

 

今や法律で育休はMAX2年までとれますが、これが育休1年や1年半だった時、そりゃ保育園落ちた日本死ねになるよな…と思いました。

年度途中が絶望的で新年度を狙うしかないとなると、生まれ月でそもそも入園が難しい子も出てくるわけですよね(1月生まれの娘とかまさにそう)。

以前は今より保育園ももっと少なかっただろうし、仕事辞めるしかなかっただろうな、と。

 

話が逸れましたが、とりあえず担当者からは保育園の申し込み方法やスケジュールを教えてもらい、自治体で発行している保育園の冊子を貰うことができました。

 

近隣保育園のリスト作り

続いてやったことは、GoogleMAPと保育園の冊子を見ながら、自宅近隣の保育園のデータを一覧にまとめることです。

区役所に行って、私は初めて保育園の学年ごとの受け入れ人数が0歳児からの持ち上がりも含めた人数であることを知りました。

例えば受け入れ人数が、0歳児が5人、1歳児が6人の場合、1歳児で新年度にとる人数は1人。

ちなみに私の住んでる自治体では、認可保育園は0歳児の中途入園の空きはほぼ発生しないため、新年度の1歳児の募集人数=1歳児の受け入れ可能人数-0歳児の受け入れ可能人数となります。

自作の一覧には、自宅からの距離、0歳児の受け入れ可能人数、1歳児の受け入れ可能人数、そこから割り出した1歳児の新規募集人数を盛り込みました。

 

で、可視化してビックリ。

 

あれ…どの園も1歳児の新規募集が少ない……?

1人2人しかとらない園もざらでした。

 

トイレで話していた会社のママが新規園を狙った理由がやっとわかりました…。

新規園なら持ち上がりって概念がないからね!!!

あと1歳児激戦って意味もようやく理解。0歳児圧倒的有利。ついでにいうと4月~5月生まれほぼ最強説…だって11ヶ月でほぼ1歳児だけど、入れるクラスは0歳児だもん。

 

しかも保育園の入園申込は一応希望順位を出せるものの、一応なので役所のメンバーで申込者の状況(これがいわゆる加点ってやつですね)を加味して決めるらしい。

もはや希望順位つけて書類出す意味ある??

 

保活って自分の努力でどうにかなる物じゃないんだな、と痛感しました。

 

7月~9月、保育園見学をはじめる

7月に9ヶ月で0歳児クラスに入れたお母さんと立ち話する機会があり、「そろそろ保育園の見学を始めた方がいいかも」というアドバイスを受けて、作ったリストをもとに保育園見学のアポイントメントを取り始めました。

認可保育園に通わせるつもりで、でも一応滑り止めみたいな感覚で、認証保育園も2つほど見学&ウェイティングに申込することにしました。

認証保育園に関しては、認可保育園以上に私の知識がなくて、とにかくなにかしておかないとという気持ちで申し込みました。

 

認可保育園の合否(当落?笑)は役所が決めるので、保育園見学をしてもしなくても影響はないのですが、色々調べていて「行かせたくない園をチェックする」ために見学している方がいて、なるほどなぁと思い、私もそれをひとつの軸にすることにしました。

 

実際見学してみて、私もここは園の方針(というか園長)と合わないから娘を入れたくないな、と思う所がありました。

最初は園の方針と合わないのかな、と思っていたのですが、同じ法人がやっている別の園を見たら、そこは入れてもいいなぁと思ったので、園長による違いが大きいとみました。

 

認可保育園、認証保育園、とひと口にいってもどの園も違うので、やはり行く可能性がある園は予めチェックしておくことが大切だし、安心して預けられると思います。

 

見学の際には以下のようなことをチェックしていました。

  • 見学予約の時の電話対応(すごく感じのいい園もあれば悪い園もあった。コロナで見学を中止している園も多数あったので、電話の印象はすごく大事と感じました)
  • 三者委員会の最新評価()
  • 自宅からの距離や交通量など(安全かどうか)
  • 保育園内の整理整頓
  • 園長、保育士、園児の様子

入園の時の持ち物とか(手作り多いですか?)とかは質問しませんでした。なぜなら定員的な意味でそもそも入れそうな園が少ないからです。持ち物で絞り込んでしまうとどこにも入れない可能性がありました。

私の住んでいる自治体は、ほぼ全ての認可園で使用済みオムツの持ち帰りがないことはリサーチ済みだったので、もし自治体ごとに大雑把な決まりがあるのなら事前に調べておくといいかもしれません。

 

たくさん見学しすぎて、かつ、希望の園に入れるかわからないとなると、もはや何を基準にしていいのかわからなくなってきたのですが、前述した通り「入れたくない園を外す」ことを軸にしました。

 

あと、見学終了後は自分の印象を◎〇△×で簡単にメモしたり、夫にLINEで雑感を送り付けたりしました。

保育園見学はコロナということもあり、夫婦で行くのはなかなか難しかったので、なるべくこまめに報告して夫と共有するようにしました。

 

猛暑の中、赤ちゃんを連れて歩き回るのはかなり大変で、そういう苦労を夫に分かって欲しかったというのもありますが、夫婦間のコミュニケーションという点でもこまめな保活報告は良かったんじゃないかなあと思います。

 

10月、まさかの展開

月日は流れて10月。週1ペースで行っていた保育園見学も、リストのほとんどを消化し、残すは入園の可能性が極端に低い園だけになりました。

その頃、随分早く2人目を授かっていることが判明! これが保活に大きな影響を及ぼすことになります。

 

私の住んでる自治体では、就業理由で保育園に入園出来れば、1人目は2人目の育休中も保育園に在園することができます(自治体によっては退園というルールもあるようですが、もう1回保活させるの厳しすぎやしないかと思います…しかも次は2人分なんて。そういえば、先日「退園しなくてもよい」というルールが自治体で定められているのに、役所の職員が誤った説明して、産後3ヶ月で職場復帰せざるを得なかったという衝撃ニュースもありました)。

でも、もし4月に認可保育園に入園が決まるとなると、その頃の私は保育の理由が就業要件から産前産後要件に切り替わることになり、娘は7月末に退園しなければならないことに。

2人目のことがなければ、役所に提出する志望順位は、私が通わせたい順にしようと思っていたのですが、夫と話し合った結果、自宅からの距離を最優先とし、行ける範囲の園は全部書くという方針に変えました。

里帰りしない私たちにとって、産前産後に娘を保育園でみてもらえるというのは非常に有難いことであり、なりふり構っていられないというのが本音でした。

 

そして結果

育休の期限が終わる1月の入園→落ちる。

2月の入園→落ちる。

3月…はもともと入園がないので、4月→落ちる!!!!

 

私の住んでる自治体は、そこまで保活が厳しいイメージはないのですが、私の要件が産前産後に変わったことで、点数もガクッと下がったことが要因と思われます…。

3ヶ月で退園するのに!?

3ヶ月すら入れてくれないのか~!?とその時はガッカリしました。

 

4月入園2次募集も落ち、もうダメかーと思っていたら、3月にまさかの3次募集がありました。最後の望みをかけてそこに申し込んだら、やっと受かりました!

 

でも、そこは見学に行ったものの、園の方針もビミョーに合わないし、我が家から少し遠い園。しかも3ヶ月で退園ということを考えると、行かせる意味があるんだろうかと逆に悩むようになってしまいました(妊婦なのでメンタルが不安定で悩みやすいというのもあったと思いますが)。

2人目を出産後、実母が泊まりで手伝いに来てくれるということになっていたので、娘の面倒を1ヶ月位ならみられるよと言ってくれたことも大きかったです。実質保育園に通う期間が2ヶ月くらいになりそうだったので…。

 

散々悩んで、迷った末、とりあえず預けてダメだったら途中で辞めよう…と思っていたら、近くの認証から連絡が!!

3月半ばだったのでもう無理かと思ってたけど!!

でも認証保育園は認可保育園を受かって転園する子が多いと思うので、よく考えると3月半ばというのは妥当な時期のようでした。

 

認証だと認可のように7月末までという縛りもないし、その認証園は唯一夫と見学に行き、「なんか良さそうね」と夫婦で意見が一致していたので渡りに船でした。

 

何となく保活を始める前後で、認証保育園より認可保育園の方が良いみたいなイメージがあったのですが、私の住んでる自治体は認証保育園だと補助が出るので(待機児童対策)、入園金等を加味しても費用負担も認証保育園の方が割安だったりします。

また認証保育園の方がやっぱり日々の持ち物は圧倒的に少なく、準備も最低限で済み大助かりです。

 

働いていないのに娘を保育園に預ける罪悪感のようなものはありますが、妊娠9ヶ月まで1歳児の娘を朝から晩まで面倒を見ていて、本当にキツかったので保育園に預けられて良かったと思ってます。

 

とりあえずまた来年度の保活も今年やらなきゃなんですが、第2子は0歳児4月入園なので娘の時よりは楽かなと思ってます。園の見学も大体行けたし。

娘は2人目と同じ園に転園させるか、幼稚園の未就学児クラスにいれるか、それとも2人目を娘とおなじ園にいれるか、またここは悩むところですが、1年かけてじっくり考えていきたいと思います。

はあ、育児って考えることが多いな!

 

以上、2021年度私の保活の記録でした。