とうきょう年子日記

東京で年子を育てています

育休中に簿記3級をとった話

育休中に簿記3級のネット試験を受験し、無事に合格しました!

夫と実母に娘二人をお願いしての受験でしたので、ちょっとプレッシャーを感じていましたが、無事一発で合格出来たのでほっとしています。

 

育休中に何かひとつ資格を取るというのは、長女を産んだ時から目標にしていました。なので…実は簿記3級の勉強を始めたのは2020年7月から(第一子出産して半年後)だったのですが、取得まで足掛け1年かかってしまいました。

私も初めての育児で戸惑いがあり、なかなか勉強時間が作れず&第2子妊娠でつわりでそれどころではなくなり、2020年9月には早くも勉強を中断…。次女を産む直前くらいから再度勉強を開始しました。

ちなみにこれまで経理経験もないし、会計を勉強した経験はありません。大学は文学部卒です。

 

育休に入る前は、勉強をたくさんしたい!と思ってた私ですが、現実はそんなに甘くなかった。笑

 

今日は、私が考える「育休中に勉強するポイント」をお話したいと思います。

 

そもそも、育休中に勉強するというのは…

そもそも育休中に勉強するというのはかなりハードルが高いです。正直、出産前は育休中=平日自由な時間が手に入るくらいに考えていましたがそれは大きな間違いでした…。

育休中にMBAを取りました!みたいな方がいらっしゃいますが、あれはかなりレアケースだと思います。心身ともにタフ、なおかつ、赤ちゃんを預かってくれる環境がないとかなり厳しいです。とにかく1人で育児をしながらなにか別のことをするのはかなり難しいことだというのを主張したいです。

先日ファミレスで赤ちゃんを抱っこしながら勉強していた方をみましたが、多分そのくらいタフじゃないと資格取得は難しいなーと思いました。私だったら赤ちゃん寝てる間は一緒に横になって寝てると思います。

ただ、強い意志力があればできるとは思います。意志力に自信のない方は、計画通りに勉強が進まなくても、「こんなもんだよね」と思う方がストレスにならず良いと思います。

あくまで育児休業は育児をするための休業ですから。

 

 

コツ①アプリをうまく使う

勉強は紙のテキストを使いたい昭和生まれなのですが、育児中は時間もなければ体力気力も削られるので、隙間時間に無理なくできるアプリでの勉強が意外にも捗りました。

というか、最初は紙でやっていたのですが、思うようにまとまった時間がとれないのでアプリに変えたら格段に効率が上がりました。

横になったけど寝られないと思う時はひたすらアプリで仕訳を解いて解いて解きまくってました。パブロフ簿記には大変お世話になりました。

一昨年くらいから簿記の問題形式が変わり、仕訳の配点が高くなったので、さらに親和性が高くなりました。

 

コツ②ねんね期が最大のチャンス

産後の体は辛いですが、正直育休中にまとまった時間を確保できるのはねんね期しかありません。授乳したら3時間は寝てくれる時がチャンスです。

月齢が大きくなるにつれて昼寝時間は短く頻回になりますし、目が離せません。

私がやっていた勉強スケジュールは、ねんね期はひたすらアプリで仕訳をし、子どもが大きくなって睡眠サイクルが整った頃、夜にネット模試を解いていました。

ネット模試も、直前は通しで解くようにしましたが、基本的には1回で解く模試は自分が苦手な設問だけにして、時間通りに解くことよりも問題形式に慣れることや苦手科目の克服に努めました。

とにかく時間の確保が最大の課題でした。満点を取るのではなく、合格点をとることに目的を置きました。

 

で、無事簿記3級を取得し、今は経理の仕事についています。

でもたまに思うんです。育休中に頑張ってとる資格だったのか……?と。

 

育休中に取ろうと思った理由は、産前産後で変わりゆく自分のライフスタイルを考える中で、現職で働き続けることが難しいと思ったからです。資格をとって転職の足がかりにしようと思っていた。でも、勉強時間の確保等を考えるなら、育休中より子どもが居ない時に勉強した方がずっとずっと効率が良かったと思います。育休中に取れた理由は、本気度が違っただけだろうなぁ、と。

 

国の、産休育休中の学び直し発言が物議を醸してますが、やっぱり産休育休は子育てと自分の身体の回復にあてる時間であり、学び直しやスキルアップの時間ではないと思ってます。

ただ、子供をうんで育てる中で、働き方や仕事については有無を言わさず考えないといけないので、資格取得や学び直しの選択肢が出てくるのはやむを得ないと思うけど。それを推奨するのはなんか違うかな。

推奨するんだったら、とりあえずもっと産後ケアを充実させた方がいいと思う。